磁性めっき線は、銅導体表面に強磁性薄膜を形成し、その上に絶縁被覆を施した特殊マグネットワイヤです。
磁性薄膜によるシールド効果により近接効果や渦電流の影響を抑え、高周波コイルのQ値向上と高周波損失の低減に貢献します。
特徴
■ 高周波損失を低減
磁性薄膜が近接効果や渦電流の影響を抑制し、高周波領域での導体損失を低減します。
■ コイル性能を向上
高周波コイルのQ特性を改善し、高効率な回路設計に貢献します。
■ 小型化に貢献
高性能化により、コイルや電子部品の小型化が可能です。
■ 高周波用途に最適
ディレーライン、高周波トランス、インダクター、ワイヤレス給電用コイルなど、高周波特性が求められる用途に適しています。
*高周波損失…高周波では、導体内部の電流分布が偏る「近接効果」や「渦電流」の影響により、導体の実効抵抗が増加します。FPWは磁性薄膜によってこれらの影響を抑え、高周波損失を低減します。
*Q値…Q値(Quality Factor)は、コイルのエネルギー損失の少なさを示す指標です。Q値が高いほど損失が少なく、高効率な高周波回路の設計が可能になります。
用途
高周波コイル、ディレーライン、高周波トランス、インダクター、無線給電用コイル
製造範囲(絶縁皮膜のUEのみ)※UE以外はお問い合わせ下さい。
| 記号 | 最高使用周波数帯(MHz) | 絶縁皮膜 | 製造範囲(mm) |
|---|---|---|---|
| UEFPW | 4.5 | UE | 0.05~0.12 |
| 10.7 |
構造

●測定例1 2UEFPW0.08φ4.5MHz用のf-Q特性

●測定例2 2UEFPW0.08φ10.7MHz用のf-Q特性

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